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北東アジアにおける混迷打開⇒現状を知る⇒将来構想を描く⇒イベント「論」へ

イベント「論」

 

 融合文化から観光戦略へ

浅間温泉は、グローバル世界のクロスロードになりえるか・・・・

6月2日(金)  18:00〜21:00  於:浅間温泉文化センター
参加費 1,500円

講演

中谷健太郎(由布院・亀之井別荘主)

シンポジウム

中谷健太郎
森まゆみ(作家)
高萩徳宗(〔有〕ベルテンポ代表)
玉井袈裟男(信州大学名誉教授)
高橋卓志(コーディネーター)

イベント「論」の目的は2つある。
ひとつは、北東アジアの現状理解と「融合文化」から見た将来像の提示である。
北東アジアの情勢はなかなかわかりにくく、それだけに政治・経済など国家間でさまざまな見解の違いが生じている。その現状をまず踏まえたうえで、今回の「渡来人まつり」におけるメインテーマである「融合文化」を語り合う。そして「融合文化」という、柔らかな切り口から、厳しい現状へのフィードバックを試みる。論者それぞれの視点から見た北東アジアの分析と将来像を示してもらうとともに、北東アジアに住む我々自身の視座を確立し、国家とは何か、友好(交流)とは何か、文化とは何かを学んでいく。
もうひとつは、今回の開催場所となる浅間温泉との協働関係の樹立である。浅間温泉をアジアの観光戦略のグローバルな対象地域と位置づけ、「融合」をコンセプトとする文化のクロスロード(交差点)となりえるかを3名の論客の言葉から学びたい。
年間300万人を超える観光客が訪れ、アジアの人々も目を向ける国際観光温泉地、大分県由布院。その求心力の源となっている中谷健太郎氏による講演とシンポジウムの言葉から、質の高い、グローバルな観光戦略を学びたい。
朝鮮半島と日本における民衆文化に造詣が深い作家の森まゆみさんが語る「融合文化」は、もしかしたら観光やおもてなしの原点かもしれない。だからこそ、観光地がそれをどのように、独創性を持って取り入れることができるのかを考えてみたい。
時代は確実に「超高齢社会」に向いている。高齢者や障害を持つ人々に対して「旅をあきらめないで」と語り続け、彼らとともにバリアフリーの旅や温泉とのかかわりを実践展開している「(有)ベルテンポ」代表の高萩徳宗氏に、本当のバリアフリー的「おもてなし論」を聴いてみたい。
文化を中心に据えた観光戦略は可能か、アジア諸地域とのグローバルなクロスロードとなりえるか、これらを浅間温泉に重複させるという実質的な論議を仕掛けたい。

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