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イベント「論」

 

 プレイベント  基調講演会 姜尚中 氏 

 

演題「日本と朝鮮半島そして在日」

5月8日(土) 13:30〜
松本文化会館大ホール 聴講料 1000円
渡来人まつり「論」

 

 桜ケ丘古墳出土「天冠」里帰り展示と解説

展示 9月24日(土) 10:00〜閉館まで 25日(日) 10:00〜15:00
解説 9月25日(日)14:00~
浅間温泉ホットプラザ内

解説者 草間 厚信さん(松本市考古博物館学芸員)

浅間温泉街の小高い場所に、5世紀後半のものとされる「桜ケ丘古墳」があります。ここは、1954年に地元の中学生たちが偶然に発見した古墳です。その発掘調査で、竪穴式石室から出土したのが、金銅製の「天冠」です。県宝に指定されているこの天冠は、装飾部分などが朝鮮半島の伽耶(かや)地方の冠に類似していて、被葬者が朝鮮半島に由来する可能性を示唆しています。

「続日本紀」等の記録によれば、松本平では山辺に「須々岐」(すすき)氏・田川周辺に「田河」(たがわ)氏・浅間近辺に「辛犬甘」(からいぬかい)氏が入植していて、須々岐氏・田河氏は高句麗系です。辛犬甘とは加羅(=伽耶)から来た犬飼部で、犬を使いこなして軍事・警察機能を取り仕切る人々だったと思われます。

松本市考古学博物館から浅間に里帰りした天冠を見、またその解説を聞いて、桜ケ丘古墳が浅間にあることの歴史的背景、渡来人たちがどのような人々で、どうしてこの地方に定住をしたのかなどに、思いをはせてみてはいかがでしょうか?

 

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